サボテン・多肉の栽培法を紹介します。 必ずしも“ベスト”な方法ではないため、今も試行錯誤の繰り返しです。
皆さんもサボテンに関する本、ホームページを参考にして、自分の栽培環境に最も適した方法を見つけ出してください。


《栽培法》

 初めに、

  栽培に重要なのは、日光・温度・水やり です。
しかし品種(属)によって好ましい環境が異なるため、一概に「これがいい!」とは言い切れません。
ここでは「サボテンの場合」、「多肉植物の場合」、という大きな二つに分けて紹介します。
詳細な品種(属)ごとの栽培法は、サボテンの本を参考にしていただくか、私でよければ質問してください。
私もいろいろ調べて、お答えします。

楽しく栽培して、みんなでサボテンに浸りましょう

 1、土(サボテン・多肉植物とも同じ)

「日光・温度・水やり」が重要と言いながら、最初に「土」です。 しいて言えば水やりに関係するでしょうか。
適した土を用いることにより、 鉢内の保水性・排水性を保ちます。
なお植え替えは、年一回が良いです。冬以外は基本的にいつでも植え替えていいのですが、春のお盆過ぎが一番いいと思います。


@サボテン・多肉の土 (市販品)
A赤玉土(小粒)
B軽石(小粒)
C鹿沼土(小粒)
D軽石(中粒)

  配合割合 
   サボテン・多肉の土 : 赤玉土 : 軽石(小粒) : 鹿沼土(小粒) = 3 : 3 : 3 : 1
  市販の「サボテン・多肉の土」だけでもいいのですが、水やりをするとべたつく感じがあるため、赤玉土と軽石(小粒)を混ぜて、排水性・保水性を良くしています。
鹿沼土を1割入れてますが、最近鹿沼土は入れなくてもいいかなと思ってます。鹿沼土は、土を若干酸性にします。
軽石(中粒)は、鉢底に入れて排水性・通気性をあげています。

 2、肥料(サボテン・多肉植物とも同じ)

 

私は肥料をあげていません。しかし、市販の「サボテン・多肉の土」に少し入っているようです。
「マグアンプK 」という緩行性の肥料を2〜3粒、鉢底に入れてもいいと思います。
ただし
、入れすぎは根を傷めるので注意が必要です。


 3、鉢(サボテン・多肉植物とも同じ)

 

鉢はプラスチィック鉢が便利です。素焼きもいいのですが、植え替えのときに根が鉢に喰い付いていることが多く取り出しにくいです。
大きさは、サボテン・多肉の大きさより一回り大きな方が適しています。小さなサボテンであれば、一つの鉢に2〜3個まとめて植えるといいでしょう。
色は黒が良いです。観賞するときにサボテン・多肉が引き立つのと、熱を吸収することで根の生育を促進します。


 4、置き場所
  サボテン・多肉植物とも日光が長時間当たる場所が良いです。特にサボテンは、温度を30℃以上保つことが出来る場所が良いでしょう。 また、風通しも確保出来たほうがいいです。特に梅雨時などは、温度が高い上に湿度が高いので、サボテン・多肉植物が蒸れて根ぐされしてしまう可能性があります。
 
注1)
日光ですが、直射日光は避けレース越しの柔らかい日差しがいいでしょう。直射日光を当てると日焼けを起こします。温室には通常、寒冷紗をかけて日光をやわらげます。
 
注2)
多肉植物の場合は、更に日光は弱くていいです。品種によって多少の違いはありますが、明るい日陰程度と考えてください。
 
注3)
温度は30℃以上が良いと書きましたが、冬は難しいと思います。冬はサボテンは生長しないので、水を切って休ませてください。水を切ったほうが、低温にも耐えます。
ちなみに真夏も暑すぎて成長しないので、風通しの良いところでサボテンを休ませてください。

 5、水やり
 

水やりはサボテンを鑑賞するのと同様、サボテン栽培の楽しみの一つです。
しかし、あげ過ぎはいけません。根ぐされの原因となってしまいます。
ここでいう「あげ過ぎ」は水やりの回数のことです。回数は少なく、1回あたりの水やりは「たっぷりと」が水やりの基本です。
「たっぷり」水やりを行い、鉢底から排水することで鉢の中の老廃物を追い出し、空気の入れ替えを行います。


 

春はサボテン・多肉(夏成長型)が生長を始める季節です。土の表面が乾き、2〜3日したら水を「たっぷりと」あげてください。置き場所にもよりますが、1〜2週間に1回程度のペースです。ただし次の日が雨になるようであれば、水やりは行わず、晴天が続きそうな日に行ってください。水やりは「朝早く」が基本です。
冬成長型の多肉は、夏に向けて休眠の準備を行うので、水やりの回数は上記よりも少ない回数にしたほうがいいです。

 

夏も春と同様、土の表面が乾き、2〜3日したら水を「たっぷりと」あげてください。
ただし梅雨時は水をあげ
ないで、風通しのいい場所に置くようにしてください。「じとっ」とした蒸し暑さをサボテン・多肉は嫌います。
また真夏の蒸し暑さもサボテン・多肉は嫌うので、風通しを良くし涼しい場所に置くようにしてください。真夏の水やりは、夕方涼しくなってから行ったほうがいいでしょう。
冬成長型の多肉は、夏は断水し涼しい場所で休眠させましょう。


 
秋は春と同様、サボテン・多肉が生長する季節です。春と同様の水やりを行ってください。
ただし秋の長雨時は梅雨時と同様、水をあげないほうがいいです。
また秋の終わりごろは、だんだん寒くなってくるので、水やりの回数も徐々に減らしていくようにしてください。
冬成長型の多肉は成長を始める季節なので、1〜2週間に1回程度のペースで水やりするといいでしょう。

 
冬はサボテン・多肉(夏成長型)は休眠する季節です。水やりは天気がいい日に、土の表面を湿らす程度あげてください。頻度は月1回程度でいいと思います。
休眠といっても日光には出来るだけ長い時間当てるようにしてください。日光に十分当てたほうが、春になってからの花付き具合が全然違います。
また、霜や雪があたらないような場所においてください。サボテン・多肉が凍る危険があります。水を切ると体内の濃度が上がり、ある程度の低温(0〜5℃)には耐えることが出来るようですが、あまりにも低温になると凍るなどの被害が出るようです。
冬成長型の多肉は、冬成長といえども寒ければ積極的に成長するわけではないので、なるべく日のあたる場所におき、2週間に1回程度のペースでやや少な目の水やりするといいでしょう。

 6、栽培道具

私が使用している栽培道具です。植え替えや実生、日々のサボテン管理に役立つ道具です。

@

ハサミは植え替え時、サボテン・多肉の根を整理するのに使います。
伸びすぎた根や、腐りかけ・枯れかけの根を切ります。

ふるいは、赤玉土・軽石・鹿沼土に入っている“微塵”を抜くのに使います。
“微塵”が入っていると、鉢内の排水性や通気性が悪くなるため、あらかじめ抜いておきます。

スコップは土を混ぜるのに使います。また植え替え時、鉢内に土を入れるのに使います。


A

温度計は温室内の温度測定に使います。
写真のものは、最高・最低温度計で、最高温度・最低温度が何度だったかが分かるようになってます。

ピンセットは、花が咲いた後の花がらを取り除くのに使います。花がらをそのままにしておくと、汚れがサボテンの刺や毛についてしまいます。